2013.05.16 Thursday 10:51

目的工学、デザイン思考のビジネス現場への浸透

こんにちは!
プロジェクトディレクターのかりやコージです。


目的工学の出版記念セミナーへ参加して来ました。

セミナーは

◆登壇者
 石黒不二代(ネットイヤーグループ 代表取締役社長兼CEO)
 熊野英介(アミタホールディングス 代表取締役会長兼社長)
 瀧澤弘和(中央大学 経済学部 教授)
 紺野 登(多摩大学大学院教授、目的工学研究所所長)

◆モデレーター
 三田真美(編集者)

と言う形でのパネルディスカッションおよび懇親会でした。




僕は21年前に実業の世界からIT業界に入り、15年前に前職の
ITコンサルティング会社へ移り、企業へのコンサルティング
や自社のプロジェクトマネジメントへ従事。

その中で感じ、僕が重視していたのは「目的」でした。
なぜかと言うと、IT業界のプロジェクトのマネジメントにたずさわり
感じていた違和感があったからです。

それは、目標が目的になっていたことです。

例えば

■X月X日までにプロジェクトを終わらせる事

■予算XX千万円の中で、利益をXX%出す事


などです。

もちろん、期日も予算も大事だけど、プロジェクトの目的はそこ
ではない。


では、目的は何か?

■顧客にとって使いやすいシステムを構築する


これも最初の2つよりはいいけど、実業の世界から来た僕に
とっては少し物足りない。


大事なことは

■顧客が何を求めているのか

■このシステムを導入することで何を得たいのか


です。


ここが大事です。
だから「目的」というキーワードは15年前から大切にしてきました。


そしてもうひとつ大事にしてきたキーワードが「トータルデザイン」。


部分でとらえるのではなく、目的を捉えたうえで

■ITをひとつのツールと捉え

■それを活用する人もリソースと捉え


全体のデザイン(設計)をどうするのか。


例えれば「目的」がつくりたい料理で、「IT」や「リソース」が
材料で、それを目的の料理を美味しく作るための「レシピ」を
考えるということです。


ここまで含めて考えることがビジネスへITを導入すること
であり、活用するということだと考えています。



そう考えた時に、実は、ITだけでその結果は得ることは出来ず
ビジネスの現場での活用の仕方(業務オペレーション)などに
も視点が移ります。


すると、それらを加味した上で、システムをどのようにすべきか
僕らが出来ずにユーザ側で検討をお願いすべきコト(ユーザへの
新システムの教育や業務オペレーションの見直しなど)が何かが
見えてくる。



この「目的」と「トータルデザイン」は独立してからももちろん
重視し、常にアンテナを張っている中で、最近、表舞台に
目的工学、デザイン思考など、向かう方向性は同じで、でも、
色々な形で学術と社会の融合が起こりつつあるものが見えてくる
ようになりました。


大学などの研究の場から表に出始めているのですね。


さらに、そこに興味を持っているのが大学や行政だけではなく、
企業が含まれること。


もちろん、今の時代ならではのスモールビジネスの人たちも多い
のですが、意外と大手企業の人たちが、現状の組織活性化の問題
や人のモチベーションの問題の突破口を模索する中で、これらに
光明を見つつあるようです。



これからは、これらを実際の現場へ落とし込み、浸透させて
行くフェーズに移っていくのかと思います。


そのためには、もう一段掘り下げて、現場で活用できる、また
スキル的にならずに本質をとらえた形で浸透させるための

■しくみ



■ディレクション

が必要になって来るでしょう。



なお、今回は、僕が長年携わってきた(現在も、いくつか要望
を頂き携わっていますが)、ビジネスでのITの活用視点で
書きましたが、「組織のデザイン(設計)」でもこの部分を
僕はとても大事にしています。


なぜなら「組織」はそれがひとつの「生き物」だと考えている
からです。


生き物であれば、行動する時に

■目的

が重要であり、その時に

■頭や手や足がバラバラに動く

状態ではダメで、統率が取れなければならない。


組織づくりもこの視点で見てみると、単なる規定をつくる
組織図をつくるといったことだけではなく、別のものが
見えてきますね。


「目的」と「デザイン」そして「しくみ化」と「ディレクション」

これらのキーワードにはこれからもアンテナを張りながら
おもしろい情報があれば、またこちらへ掲載して行きます。





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